華やかな花:カサブランカ

2019.11.26 Tuesday

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ひと際目立つ花

女王様

かつて何年間にもわたって開催された国際セミナーで私は長く裏方を努めていました。机運びからスライド受付、クローク受付、タクシーの手配。これらは人前で動くので目につきますが、もう一つ目立たない仕事がありました。

毎回、ロビーのセンターに立派な花が活けてありました。なかでもカサブランカは華やかで、香りも強く、まるで花束の女王様。たいていは、カスミソウ、ランと一緒に飾られていました。カサブランカはユリ科の植物ですが、この種類には厄介な問題があります。おしべの先にある花粉の袋、そう葯(やく)です。花粉が服にすれて、シャツに花粉が着くとその色素は頑固でクリーニングでも取りにくいのです。そこで私の登場。毎朝、咲き掛けの花の葯を取り除くのです。本来ならば6個の黄色い葯があるはずなのですが、取り除いた花は、白い先細りのおしべがあるばかりに。葯がついている方がきれいなのですが、クレームがつかないための心配りです。いつも葯の無い品種があればいいのにと思ったものでした。

獲得形質遺伝

ある年のセミナーの一コマ。若い研究者が少し年上と思われる男性に、「カサブランカの花粉ってシャツに着くとシミになって取れないんですよ。でも、ほら。今は葯のない品種ができていて、安心して飾れるんでんすよ。」毎日、私が取っているんだけどなぁ。毎日取ってたら葯のない花になるのならばいいのですがね。

昔、ある研究者が「何世代にも渡って動物にある処理を行うと獲得形質として遺伝するようになる。」と考え、ネズミのしっぽを何世代にもわたって切り続けたのです。でもいつまでたってもしっぽは無くならなかった、という実験結果が出ています。これに関して思い出すのが、さる教授の授業で、「こんなことは実験せんでも分かりきっていることだ。そんなことで遺伝形質が変わるのならば、人間の処女膜はとうになくなっているわい。」しばらく考えて、赤面しながらも納得したものでした。

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