ラベンダーを科学する!

2018.11.29 Thursday

科学が証明!!ラベンダーの作用

ラベンダーの香り

先日、日本経済新聞のサイエンストピックスの欄でラベンダーの香りについての記事が載っていました。鹿児島大学の先生方が動物実験で不安軽減作用を確認したとのことです。有効成分は「リナロール」で、マウスに嗅がせたところ、不安を感じさせる明るい部屋に長くとどまるようになりました。匂いを感じなくさせると、この作用はなくなるとのことですが、抗不安薬と違うのが、運動障害を引き起こすリスクが少ないことのようです。今後、医療に取り入れられていくことも多いと考えられます。ハーブが世の役に立つという一つの証拠ですね。

ところで、実験では匂いの成分をどのように嗅がせて、どのように匂いの強さを測るのでしょうか?これが結構難しい問題なのです。においセンサーという機械が販売されていますが、目的とする匂いが特定されていて、なおかつその成分が測定可能化合物のリストに載っていないと測れません。分子構造が分かっている場合は、ガスクロマトグラフィーという分析機械にかけて測ることができますが、大量のサンプルとお金と時間が必要です。私たちは、濃度を無視して、作用の有無のみを観るということで、紙マスクに直接匂いのもとを垂らして嗅がせたり、部屋に漂わせて嗅がせて作用を調べたりしましたが、近年では匂いの濃度が重視されており、研究者の頭を悩ませています。

匂いの定量化

匂いの強さについても、匂いは時間の経過とともに感受性が下がってしまい、つまり慣れてしまい、段々と感じなくなってしまいます。この欠点が、匂いの強さを主観的にも捉えられなくしています。場合によっては、人が匂いを感じていないにもかかわらず、何等かの作用が発現している場合もままあるのです。実際にセドロールという植物由来の匂い成分などは、匂いを感知できない濃度でリラックス効果があると報告されています。今後、匂いが客観的、定量的に吐かれるようになれば、匂いの科学ももっと発展すると思います。分析機器の開発に携わる方々、頑張って!!

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