子犬の逃亡・衝撃の帰還

2018.11.23 Friday

恐怖からの脱出

逃亡

前に飼っていた犬が子犬だったときのこと。いつも散歩は私と一緒でした。ある日のこと、散歩の途中、市場の中で買い物をしようと犬のリードを柵に結び付けて店の中に入りました。すると向かいの店の大将が、「可愛い、かわいい」と言いながら撫でようと近づいてきたようです。犬はパニックに陥り、右に左に飛び跳ねて、最後にはリードがほどけてしまいました。それでも大将は、「怖がらなくてもいいんだよ」と近づいて来たものですから、犬は一目散。店の中の私は、胸騒ぎを覚え、買い物を止めて出てくると、犬がいません。大将が「すまない」と言いながら事情を説明してくれましたが、こちらは真っ青。犬の名前を呼びながら、近くを探し回りましたが、見つかりません。涙がジワーッ。買い物に寄ったことを後悔しながら、家までの道すがら、子犬の名前を連呼。どこにも見つからず、家に着き、家族に何と言おうかと思い悩んでいました。

帰還

家の前でたたずんでいると、扉が開き、事情を話そうとする私をさえぎり、「○○ちゃん、どうしたの?一人で帰ってきてたよ」と。力が抜けました。どうやら、店から家まで車の往来の多い道路を横切り、走って帰って、家の前で座り込んでいたようです。近所の人が見掛けて、呼び鈴を押して教えてくれて回収。事無きを得ました。日頃、散歩で家の周りの道を全て歩き回っていたのが幸いし、道を覚えていたようです。その日は、お詫びに牛肉を少し焼いてあげました。「お肉もらえるなら、また一人で帰るよ」と言っているような顔をしてむさぼっていました。

もう二度と散歩中には他所に寄らないと心に誓った出来事でした。その事件から11年ちょっと過ぎて、犬は膀胱がんで尿毒症になり、余命3日と言われながらも、2カ月の闘病生活の果てに静かに旅立っていきました。それから、ペットは飼っていません。別れが辛く、生き物を飼う勇気が湧きません。散歩の途中で、ペット店に立ち寄り、ガラス越しに眺めて過ごすだけの日々です。

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