とっても臭いハーブもあり!!

2018.10.04 Thursday

昔から使われてきた臭いハーブの代表 バレリアン
本当に効くの?

科学的な研究の数々

ストレスの研究や香りの作用の研究などで協同研究を行った三重大学の小森照久教授(精神科医)から、せんだって著作を贈られました。「こころの疾患と香り」(“香りで美と健康”シリーズ7、フレグナンスジャーナル社、2017年)という題で、協同で研究させていただいた題材なども交えて、分かりやすく書かれた本です。その中で、バレリアンの研究が紹介されていました。ネズミの実験でバレリアンが自然に眠りにつくまでの時間を短縮すること、GABA(後述)の分解酵素の活性を阻害することを付き止めたというもので、論文として投稿もされています。その他、名古屋文理大学の清水敏雄先生の著書で睡眠改善効果が報告され、科学雑誌Pharmacol. Biochem. Behav.の1982年の17号には、バレリアン抽出物の人での睡眠の改善が報告されています。ハーブのちからは科学的に証明されているものもあるのです。

バレリアンがどのように作用するのかという点については、人や動物を用いた実験で、バレリアンの成分が脳内の精神安定化物質であるGABA(γ-アミノブチル酸)の放出を盛んにすることや、その作用を増強することが分かってきています。

これまでどんなふうに使われていたの?

バレリアンのValereは、ラテン語で「健康になる」や「強くなる」といった意味を持つように、古代ギリシャの頃から、万能の薬草として使用されていましたが、やはり精神安定作用(鎮静作用)、不眠症改善作用が大きな効能として残り、ハーブの先進国であるドイツでは、鎮静薬、不眠症治療薬として使用されています。また、イギリスでは、第一次および第二次世界大戦の時に、弾丸恐怖症におちいった兵士にバレリアンを飲ませて落ち着かせていたとの記述がみられます。

このようにいろいろと有用に使われてきたバレリアンですが、腐敗臭と言われるほどの鼻をつく独特の香りで(スカンクのおならにも例えられる!)、苦い草のような薬っぽい臭いは苦手とされ、シングルでと言うよりはブレンドで飲み始め、徐々にバレリアンの濃度を上げるようにして飲むのが普通のようです。ヨーロッパで売られているブレンドは、ホップとレモンバームとの組み合わせが好まれているようですが、ミント系も相性が良いようです。皆さんも、落ち着きたいときや眠れないときには、是非、お試しあれ!部屋に臭いがこもるときがありますが、アロマなどをご利用ください。笑

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