赤い絨毯 彼岸花の波

2018.09.27 Thursday

公園の彼岸花

咲き始めた彼岸花

彼岸花が咲き始めました。家の前の公園では数本しか咲いていませんが、この数年間、三重県の仕事をするために近鉄特急に乗って移動しているときに、田園風景が続く辺りで車窓から畦道や線路沿いに彼岸花が咲き誇っているのを良く見かけました。もっと若いときには、奈良に出かけると野原一面に彼岸花が咲き、赤い絨毯のように見えたものです。人気がなく薄暗くなったときに、赤い絨毯をみると薄気味悪く感じたものでした。異名の地獄花の謂れでしょうか。もの悲しくもあり、淋しくもある風景です。

法華経に出てくる「天上の花」の意味であるサンスクリット語の音に似せて曼珠沙華(まんじゅしゃげ)とも言われます。異名が多く、地獄花の他、>死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)、蛇花(へびのはな)、剃刀花(かみそりばな)、狐花(きつねばな)、捨子花(すてごばな)、はっかけばばあとも言います。話によると地方毎の呼び名を入れると千ぐらいの名前をもつそうです。

有毒だけど生薬にも

彼岸花は、植物全体が有毒です。その毒性を利用して作物を守るために田んぼの畦道やお墓の周りに植えたようです。一方で、でんぷんを多く含むので、毒抜き(毒は水溶性です)をして非常食に供したこともあり、石蒜(せきさん)という生薬として利尿や痰切りにも利用されました。もともとは中国から移植したようで、毒性を利して全国に移植されて広がったとのことです。素人が毒抜きをして食べたり、薬にしたりするのは危ないので、眺めるだけにしましょう。ただ、毒成分の中のガランタミンと言われる成分は、アルツハイマー病の治療薬として利用されています。

有毒だということは、子供のうちから大人から教えられて、恐れながらも美しさからか、遊びの中に取り入れられていました。説明しにくいのですが、花茎を端から2cm間隔ぐらいに切れないように皮だけ残して交互に切り出していって2本の鎖状のものを作ります。端同士を片方を中に差し込むようにして繋ぎ、彼岸花のネックレスをつくります。女の子の遊びです。

 

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