憧れのコウノトリ

2020.06.30 Tuesday

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日本野生個体群は絶滅

絶滅を身近に感じた時

北海道から兵庫県に引っ越した頃(1971年)、新聞の記事でコウノトリが取り上げられていました。ちょうど最後の野生コウノトリが捕獲され、人口飼育に移行するという決定によるもので、これで日本の野生個体群は絶滅したことになりました。人口飼育の現場は、兵庫県豊岡市のコウノトリ飼育場(後に保護増殖センター、現兵庫県立コウノトリの郷公園)でした。心のアンテナを建て、コウノトリの情報を集めて過ごしていましたが、結局飼育に失敗し、日本固有のコウノトリは絶滅してしまいました。子ども心に悲しい思いをしたものです。絶滅を身近に感じた最初の記憶です。そして、絶滅からの復活を望んだ憧れの鳥なのです。

今、コウノトリは野生でも生息しているじゃないか、と思われる方もおられるかもしれませんが、実は、これらのコウノトリはシベリアや中国から譲り受けた個体を人工飼育して増やしてきたものの子孫なのです。

絶滅からの復活

特別天然記念物に指定されているコウノトリは、世界で2000羽ほどしかいません。生息地は主に極東です。お隣の韓国でも日本と同じように野生個体は絶滅し、同様に人工繁殖と野生復帰事業が行われています。

翼を広げると2メートルほどにもなる大きな鳥で水辺でドジョウやフナ、ヘビ、カエルなどを捕食しています。かつては日本の広い地域で繁殖していて、絵画の題材にもしばしば用いられてきましたが、たんぼでの農薬使用や乱獲、営巣場所である樹木の伐採などにより減少し、明治期には兵庫県の但馬地方と福井県若狭地方に残るのみとなりました。天然記念物に指定されても減少は止まらず、1956年に20羽ほどになったことから、特別天然記念物に指定されました。1970年代に中国からの提供を受け、人工繁殖に成功して継続し、現在は放鳥され自然界で生息している個体が150羽ほど、飼育個体が100羽の約250羽が国内に生息しています。子どもの時から一度は豊岡に行き、コウノトリに会いたいと思っていましたが、未だ果たせずにいます。

白黒の美しい姿は丹頂鶴とも並び称せられる姿であり、今後繁殖域が広まっていくことが切に望まれます。蛇足ですが、兵庫県の県鳥です。そして欧米で赤ちゃんを運んでくると言われているコウノトリは近縁種のシュバシコウのことで、日本にいるコウノトリとは別種です。

 

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