マリモは糸状の藻だった!?

2020.06.16 Tuesday

「マリモ」の画像検索結果

球状のマリモ

北海道土産

北海道に旅行に行くと土産物屋でたいていみかけるのが観賞用のマリモの瓶詰。「あれ!マリモって天然記念物じゃなかたっけ?」と不思議に思いながら眺めた方も多いのではないでしょうか。実はマリモは阿寒湖だけではなく、世界に分布しています。国内では青森県の小川原湖、山梨県の山中湖や河口湖、滋賀県の琵琶湖などでも生育しています。海外では、アイスランドのミーヴァトン湖、スウェーデンのダンネモーラ湖、エストニアのオイツ湖、ロシアのバイカル湖などでもみられます。ただ、球状のマリモは阿寒湖、ミーヴァトン湖とオイツ湖のみでみられます。DNAを調べた結果では、多くの湖のマリモは阿寒湖を起源とし、渡り鳥などによって運ばれたと考えられています。近年、球状のマリモは阿寒湖以外ではほぼ絶滅し、阿寒湖のチュウルイ湾が唯一の群生地となっています。

では、何故土産物のなっているの?という疑問が湧きます。それは球状になっていないマリモを人工的に丸めたり、養殖したもので、起源はほとんどミーヴァトン湖のものです。

糸状の藻

球状のマリモと但し書きをしているのには訳があります。実はマリモは糸状の淡水性の緑藻なのです。それが湖底の土質や水の流れや湖底の形状などの要件が複雑に絡み合って、球状に丸まっているのです。つまり特定の湖でしか生育しないのです。通常は石に付着した藻として観察されます。条件が整わなかったり、水質が汚染されたりすると丸くならないのです。こんな自然の不思議がいっぱい詰まった球状のマリモが絶滅の危機にあるのは悲しいことです。

2019年に阿寒湖のマリモの個体数を調査した結果、直径15センチ以上の大型の球状マリモは前回の調査(1997年)よりも6千個増加していたとの記事が日経新聞(2020年3月14日夕刊)に掲載されていました。水質の改善が寄与したと考えられています。小型を含めた総数は減ったようですが、これは水流の変化で小型のものが沖に流されたためとしています。でも大型のものは中が次第に腐敗し、岸に打ち上げられてつぶれ、小型のマリモをたくさん形成することが分かっているので、今後の回復が期待されるところです。

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