動物園や水族館の展示の変化

2020.04.21 Tuesday

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アシカにタッチ!

タッチング

タッチングという言葉があります。文字通り、動物に触るということです。アシカショーなどで子どもたちに触れさせるような芸です。でも動物たちは本来異種動物によるタッチングなどは嬉しくもなんともなく、むしろ不快でさえあるのです。それでも敢えてタッチングを行うのは、「人を呼びよせて、喜ばせる」、「アシカは毛で被われていて哺乳類なのですよ」という認識を植え付けることを目的としている場合がほとんどです。結局、自然界では起こらない不自然な行動を取らせているのです。挙句の果てには笑顔らしきものを作らせるために敏感なヒゲを引っ張り、口角を上げさせることまで覚えさせます。

結局、かわいらしさ、かしこさなどを売りにして、まず動物を知ってもらうということに主眼がおかれていたのです。

見せるものの変化

動物園や水族館の職員は、この本質とは違った見せ方に常に疑問を持っています。そんな中で朝日山動物園が行った展示方法の改変は画期的なものだったのです。目線を動物側に持って行き、本来動物はどのような時にどのような行動をとるのか、何に対して喜びを見出すのか(人間の感情移入かもしれませんが)、どんなことを嫌がり、どんなことを好むのか等々をみせるようにしたのです。そこには「かわいい」とか「かしこい」とかいうこととは別の世界が拡がります。ラッコはかわいいという認識は、食いしん坊で気性が結構荒いとか、イルカはかしこいという認識は間違っていて、その芸はただ単に遊びの延長線上でしかないなどとか。ゾウが人を襲っているようにみえて、実はじゃれあっているだけなんだとか、それぞれの動物の自然界に近い環境での行動をみせるように、各動物園や水族館は予算の許される中で知恵を絞り頑張っているのです。無論、人間が飼育している以上はいくら自然界に近づけても自然とは違います。餌の種類も運動量も縄張りの広さや群れの大きさなども自然界とはことなります。それでも一番近い状況で、動物が過ごしやすく気持ち穏やかに楽しく生きていけるように努力しているのです。

皆さんも動物園や水族館にお越しの際は、どんな工夫がなされているか、動物目線で観察してみてはいかがでしょうか。きっと新しい発見があると思います。

 

 

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